「絶対に釣れるエギ」そう検索してこの記事に辿り着いた方も多いと思います。釣れるエギランキングは、釣果ランキングではなく“使用率ランキング”です
話題になっているエギや売れているエギは、使っている人が多い分、当然釣果として表に出る数も増えます。その結果「よく釣れるエギ」として認識されているだけで、エギそのものの性能だけで釣果が決まっているわけではありません
では、本当に釣果を分けているのは何なのかこの記事では、「絶対に釣れるエギ」という考え方を一度整理しながら、実際に釣果に繋がる要素について考えてみます
絶対に釣れるエギは存在しません
プロでも釣れない日はあります。ですが、最強エギや神エギは存在すると思っています
それは単純な釣果だけではなく、モチベーションを維持できること、ロストしにくいこと、テンポを崩さないこと。
そういった要素を含めて、「これなら投げ続けられる」と思えるエギこそが、自分にとっての最強エギです
バスフィッシング界のレジェンド、村田基さん曰く、「良いルアー(釣れるルアー)とは初心者でも釣れるルアー」とのことです。この考え方で言えば、どこでも手に入りやすいヤマシタのエギ王シリーズは「釣れるエギ」と言えるのかもしれません
ただし、初心者でも釣れる状況というのは、まずめや時合など高活性のイカが回ってきているタイミングであることがほとんどです。その状況であれば、極端な話ダイソーのエギでも釣れてしまいます。
この記事は2025年12月時点で執筆しています。この時点で「絶対に釣れるエギ」と検索すると、主に以下のエギが挙げられます
エギ王K(ムラムラチェリー、軍艦グリーン、カクテルオレンジ)、エギ王サーチ、アモラスジョイント(ハッスルナイトなど)、パタパタEZ-Q(リアルイソスジエビ)
一方で、2021年に同様の検索をした際は以下のラインナップでした
エギ王K(ムラムラチェリー、軍艦グリーン)、エギ王ネオンブライト、フラッシュブースト、ぴょんぴょんサーチ、パタパタEZ-Q
ここで一度、“釣れるエギ”という言葉の前提を整理しておきます。釣れるエギランキングとは、実際には販売数に近い構造になっています。ムラムラチェリーや軍艦グリーン、パタパタEZ-Qはロングセラー商品。それ以外はその時々で話題になっている新商品です。話題になれば使う人が増える。使う人が増えれば釣果の“総数”も増える。その結果、「釣れるエギ」として認識されているに過ぎません
これは宝くじと同じで、売り上げの多い売り場から当選者が多く出るのと同じ構造です。ただし、一人あたりの当選確率はどこで買っても変わりません
参考までに、現在ではフラッシュブーストやぴょんぴょんサーチを「よく釣れる」と言う人はあまり見かけません。どちらも特性を活かした使い方をすれば釣れますが、一芸特化型のため長く使われにくいエギなのだと思います。ですが、
その手の記事の多くは
を紹介しているケースがほとんどです。そのため、鵜呑みにするのはあまりおすすめできません
参考までに、私の地元では秋やまずめ以外で軍艦グリーンが安定して釣れるという話はあまり聞きません。シルエットがはっきり出るアピール系カラーは、イカの個体数が少なくプレッシャーの高いエリアでは逆に効きにくい場面もあります。
誤解のないように補足しておくと、売れているエギが悪いわけではありません。実際に優秀なエギも多く存在します。ただし、売れているエギ=釣れるエギという認識は少し違う、ということです
釣れるエギ、最強エギ、神エギと言えるのはあくまでも主観ですが「食いが渋い時でも釣れるエギ」、「他のエギで反応が無いのに、そのエギにだけ反応する」、「根掛かりロストしにくいエギ」、「使っていて楽しいエギ」、「自分が釣れると思うエギ、もしくはこれで釣れなきゃ諦めが付くエギ」
上記について解説します
「食いが渋い時でも釣れるエギ」
まずめや地合、潮が動いてるとき、潮が変わった時は釣れやすいです。その時周りは全く釣れてなく、自分だけが連発なら話は変わりますが、周りも釣れて自分も釣れるであれば、それはエギの能力関係無く釣れただけなので釣れるエギ判定は少し違うと思います
時間帯や季節、大混雑、潮が悪く周りが全く釣れないタイミングなのに、そのエギを使用した時になぜか釣れる事が多い。それは釣れるエギ、最強エギ認定でいいと思います
「他のエギで反応が無いのに、そのエギにだけ反応する」
なぜか一つのエギだけでしか釣れない日があります。もしくは5杯以上釣れた日に釣果の半分以上が該当エギであれば、そのエギも最強エギだと思います
「根掛かりロストしにくいエギ」
これかなり重要です。根掛かりロストは財布に厳しい上にリーダーを組み直す手間もあり、心が折れてしまいがちです。これが無ければ最強エギ認定したいエギがあります。ティップランナーチビ2.5号、アジレッドとマジックケイムラです。どちらも1年を通しよく釣れます。アジレッドは非クリア系の赤テープなので秋にパイロットエギで使い、沢山の釣果をもたらしてくれました。マジックケイムラは渋い時によく釣れ、真冬誰も釣れてない時にキロオーバーのアオリイカを2杯、短時間で釣らせてくれた自分の中では伝説のエギです。このエギでしか釣れない日も結構ありました。食い気の低いイカに対し早い沈下速度がイカの捕食スイッチを刺激してくれるのだと思います。ですが沈下速度が早いことが原因で根掛かりロスト率が通常エギの2倍以上のため今はほとんど使わなくなりました
同じ理由でエギ王Kもほとんど使わなくなりました。自身のエギングスタイルもあるのでしょうがエギ王liveやワイルドチェイスなどと比べ何故かロストすることが多いのです
「使っていて楽しいエギ」
エギングは釣れない時間の方が多い釣りです。その中でモチベーションを保つには投げてるだけで楽しい、しゃくり感が気持ちいい、水中情報(抵抗感)が分かりやすく、アタリも取りやすいなど釣果以外の部分がかなり重要となってきます。自分にもこういうエギが存在します。詳細は後程紹介します
「自分が釣れると思うエギ、もしくはこれで釣れなきゃ諦めが付くエギ」
新商品、ごり押し商品(笑)、他人に勧められたエギ、他人が使ってるのを見て自分も真似したエギ。中にはここから最強エギ発掘も稀にありますが大抵は2軍行きとなります(笑)
モチベーションを上げる為に新商品等を使うのはありかと思いますが、基本は自身が釣れると思うエギやカラーを選び集中力を高めエギングをしていく方が結果釣果に繋がりやすいと思います
一旦まとめ
エギングというのは地域、季節、フィールド(磯、サーフ、堤防、漁港)、時間帯、混雑具合が釣果に直結します。また個人のスキルであったりスタイルも釣果に差が出るのでエギ単発で優越を付けるのは難しいです。実際知り合いのエギングが上手な人が使っているエギを自分が使っても同じようには釣れないのです。なのでスキルであったり手法の引き出しを増やしていく方がエギを増やしていくよりコンスタントに釣果が出せるようになると思うのです
主観的最強エギ、神エギ3選
私が選ぶ最強エギ&神エギを紹介します
スクイッドクラフト 剣一族
剣一族は桐製のエギでサイズは2.5号。沈下速度は1m8~10秒とスーパーシャローのエギとなります。中層で餌(エギ)を追ってるイカがいれば高確率でイカが抱いてきます。インジェクションエギの2.5号や3号スーパーシャローより断然イカの食いつきがよいのです。桐特有の潮噛みの良さや左右非対称の形状によるイレギュラーなフォールがイカの琴線に触れるのだと思います。
一本2000円と高価なエギですが沈下速度が遅いので底を取らずに中層専用にすることでロストは高切れ等以外で起こりません。
潮噛みがよく操作感抜群な点や愛嬌のあるデザイン&桐製の高級感を含め「使っていて楽しいエギ」の代表格になります。餌木猿も使っていて楽しいエギです
スクイッドマニア ワイルドチェイス
ダート系のエギはエギ王ライブ、エメラルダスダート、プロスペック、アオリQなどありますがワイルドチェイスが一番釣れると思います
釣れるカラーはバニーピーチ(あめちゃん)やアフターダークですが、このカラーの発売元である烏賊スタイルは残念ながら2025年12月で閉店してしまいました。なのでクリア系の背中がピンク、オレンジ、パープルの赤テープを選ぶといいと思います。エギ王には反応しないけどワイルドチェイスでは釣れるなんて事が結構あります
エギ王live チラツキイワシ
販売数ランキングですと言った手前、エギ王シリーズは入れたく無かったのですが、これだけは釣れてしまうので載せない訳にはいきません。2024年&2025年でTOP3の釣果を得たエギです
3~3.5号はあまり釣れません。2~2.5号のチラツキイワシがよく釣れます
まとめ
ここで一つだけ強調しておきたいのは、エギの優劣よりも「どの状況でどう使うか」の方が釣果への影響は大きいという点です
同じエギでも、使うタイミングやレンジ、アクションが合っていなければ全く反応がないこともありますし、逆に“特別なエギではない”と思われているものでも、状況にハマれば連発することがあります。
実際、釣れている人の横で同じエギを投げても釣れない、という経験は多くの人がしているはずです。それはエギの差ではなく、「使い方」と「状況の捉え方」の差であることがほとんどです
だからこそ、エギを増やし続けるよりも、
- どのレンジを通すか
- どの速度で見せるか
- どのタイミングで投入するか
といった引き出しを増やしていく方が、結果として安定した釣果に繋がります。エギは“正解を持っている道具”ではなく、状況に合わせて答えを引き出すためのツールに過ぎません
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