写真の撮り方
スマホ・カメラで
上達する撮影テクニック
 

菜の花の写真の撮り方
【初心者でも映えるコツと構図】

 
菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 

春になると一面に広がる菜の花畑。しかし実際に撮ってみると、菜の花はシンプルな被写体だからこそ、撮り方で仕上がりが大きく変わる花です
 
この記事では、

  • プロが意識している構図・光の使い方
  • 家族写真で使えるテクニック
  • 初心者でもすぐできる撮影のコツ

を、わかりやすく解説します
 

背景を整理する

 
参考画像
菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
勿体ない写真

 
菜の花撮影で一番差が出るのが「背景」です。例えば

  • 電柱

  • 看板

  • 通行人

  • 建物

これらが写り込むだけで、一気に生活感が出てしまいます
 

菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 

対策

  • 被写体にグッと近づく

  • 望遠で背景をぼかす

  • 空や緑を背景に選ぶ

「主役を引き立てる背景」を選ぶだけで、写真の完成度は一気に上がります
 

ソレイユの丘|撮影完全ガイド

 

菜の花ポートレート

 

菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図

 

先に背景を決め、人物をはめ込む

 

先に背景を決め、人物をはめ込む|菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 

葉の花ポートレートに限らずポートレートは主題(モデル)を輝かせ、不要な物は排除していくことが大事です。このシーンで言えば主題は女性と菜の花と光。それ以外は不要です。例えば
 

参考画像
菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
菜の花畑で虫取り網を持ち、夢中になって蝶を捕まえるようとする少年。背景には美しい桜。まるで「となりのトトロ」の世界観ですが、構図が決めきれず(それだけではありませんが)勿体ない写真になってしまいました
 
よい写真にしたいなら先に構図を決めます。背景に菜の花畑と桜が来る場所を選び、そこに少年をはめ込むイメージです。あとは露出と被写界深度をコントロールすれば、かなりよい写真になったと思います
 
先に背景(構図)を決め、そこに人物をはめ込むテクニックは下記のリンクにも解説があるので参照ください

 
 

カメラを向ける角度

まずはこの写真をご覧ください
 

菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
モデル(妻)、背景に菜の花畑、さらにその奥に洋風の建物。建物自体けっこう良い感じなので写真として成立はしてますが、更にこうします

 

菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
先ほどはカメラとモデルをフラット気味に撮影してましたが、モデルを更に上から撮り建物を排除する構図にします
 
菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
フラット気味より上からの方が写真に立体感が生まれモデルの魅力が引き立つかなと思います。そこまで不要でなかった洋風の建物ですが無い方が写真としてよくなったと思います
 
カメラの角度についてのテクニックは下記のリンクに解説があります
 
 

前ボケを使った菜の花ポートレート

 
菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
少し上級テクニックです。モデルの手前にある菜の花にピントを合わせ、モデルをぼかす表現です
 
この時に気を付けるのはモデルをぼかし過ぎても、写し過ぎてもあまり良くありません。絞りの調整、いわば被写界深度が重要です。この写真はf5.6で撮影しました
 
絞り(被写界深度)の解説は下記のリンクで確認してください

 

 

抽象的な菜の花ポートレート

 

菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図

 
女性の手と菜の花で表現したポートレート。少し抽象的な美しい絵になりました
 

家族写真は生活感では無く、
美しい日常を目指す

 
家族写真|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
家族写真|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
よく見る菜の花を背景に撮る家族写真は、菜の花畑の前で例えば、帽子はかぶったまま。寒い日ならモコモコのジャンパーを着たまま。手や肩にはバック類を持ってる。ピースサイン&カメラ目線。斜光や逆光なら暗く写ってしまう。そんな感じの写真になる事が多いと思います
 
「家族で旅行に来ました!」そんな記念撮影であれば全く構わないと思います。もし家族写真を美しく残したいのであれば
 

余計な物は写さない

この日は少し肌寒く、妻も長男もコート類を着てましたが撮影時だけ脱いでもらいバックも回収します(荷物は汚れないよう持参したレジャーシートに置く)。この段階は構図を作る下準備です
 
背景に余計な物が写らない場所を選び、そこに人物(家族)を配置します
 

カメラ目線だけが家族写真じゃない

あえて目線を外させる。わざとらしくない程度に出来ると、その写真は生活感の強い家族の旅行写真から「小旅行を楽しむ美しい日常を描く家族の風景」にまで昇華すると思います
 

動き回る子供の対処

桜の木を背景に写真を撮る場合

小さいお子さんや元気過ぎるお子さん(笑)。大抵のカメラマンは子供を追いかけながら撮影します。こんな場合は
 

家族写真|動き回る子供の対処

 
常に子供の背景に桜の木が写る構図になるようカメラマンが動く事で子供が主題、背景に桜という家族写真が撮れます。この時に電信柱など入り込まない構図を意識します
 

光を操る

この日は一瞬青空が見えた以外は曇天、もしくは雲の隙間から太陽の光が覗く、いわゆる薄日が挿す天気でした
 

薄日の写真

 

光を操る|薄日|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
光を操る|薄日|家族写真|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
光を操る|薄日|菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
薄日と言えど太陽光なので、光の角度を気にしながら撮影します。コントラストばきばきの写真が撮りたいなら順光がおすすめですが、今回私は菜の花や人物をエモーショナルに撮りたかったので、斜光&逆光を多用しました。また露出はオーバー気味に撮影しました
 

曇天の写真

 
光を操る|曇天|菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
光を操る|曇天|菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
曇天は光が均等なので撮影しやすい反面、描写が眠くなりがちです。そういう時は眠さを消してくれる何があるとよい写真になります。このシーンでは菜の花の艶やかな黄色が眠さを飛ばしてくれてます
 

イメージは明確に

1枚の作例をご覧ください
 
参考画像
光を操る|作例|菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
おそらく海外のおしゃれなインスタグラマーをイメージして撮ったのでしょうが、少し勿体ない写真です。ではこの時どうすればイメージ通りの写真になったでしょうか
 

印象的にしたいなら斜光or逆光

順光で撮影したのでコントラストばきばきに仕上がってる
※斜光、逆光など光の使い方について
下記のリンクで詳しく解説してます
 
 

カメラを向ける角度が証明写真

カメラと被写体をフラットにすると、どうしても証明写真のような印象になります
 

主題がぶれている

手に持ってるのが菜の花。背景にも菜の花。互いに主役を食ってます。背景を空などにすれば多少印象が変わったと思います
 
私も同じ内容で撮れたら良かったのですが、菜の花を勝手に摘むわけにはいかないので別の写真を載せます
 
光を操る|曇天|菜の花ポートレート|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
ミモザのドライフラワー。ちゃんと花屋で購入しました(笑)。天気は若干薄日が挿してる状況です
 
光はほぼ逆光の斜光を選びます。背景に桜を入れたいので、やや下から撮る構図。モデルには顎をひくようお願いしています
 
儚さをイメージした露出(写真の明るさ)とぼかし具合(絞りによる被写界深度)に設定して撮影しました
 
ミモザを持つ女性というテーマで撮影しましたが、それなりに伝わる写真かなと思ってます
 

背景をぼかす

 
背景をぼかす|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
定番中の定番です。f値は2.8~4くらいが背景がボケ過ぎす、いい時が結構あります
 

前ボケさせる

 
前ボケ|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
前ボケ写真も定番のアイデアです。菜の花の配置が重要で、その見極めが出来れば、あとは勝手に綺麗な前ボケ写真が撮れます。f値は2~3.5くらいです
 

空を入れる

 
空を入れる|菜の花の撮り方|初心者でも映えるコツとおすすめ構図
 
空との距離関係とカメラを向ける角度が重要です。基本はフラット~やや下から撮るイメージです
 
背景ぼかし前ボケ空を入れるは花写真の基本テクニックです
 

カメラ・スマホ別おすすめ設定

スマホの場合

  • ポートレートモード → 背景ぼかし

  • 明るさを少し上げる → 春っぽさUP

  • HDRオン → 白飛び防止

 

一眼・ミラーレス

  • F値:2.8〜4 → 背景ぼかし

  • シャッター:1/500以上 → 動き対応

  • ISO:100〜200 → 高画質

 

よくある失敗パターン

  • 上から撮る → 平凡になる

  • 真昼に撮る → 色が飛ぶ

  • 背景に人が入る → 雑然とする

  • 全体にピント → 主役がぼやける

「引き算の意識」が大事
 

まとめ

菜の花の写真はシンプルな被写体だからこそ、「何を写して、何を写さないか」で仕上がりが大きく変わります。特に重要なのは、背景の整理・光の使い方・構図の設計の3つです
 
また、ポートレートや家族写真では「生活感をそのまま残す」のではなく、余計な要素を削ぎ落とし、美しい日常として切り取ることがポイントです

  • ・背景を整える
  • ・光を選ぶ(順光・斜光・逆光)
    ・角度と距離で印象を変える
    ・ボケや前ボケを活かす

 
これらを意識することで、誰でも“ただの記録写真”から“作品”へと変えることができます
 
春の菜の花は、それだけで魅力のある被写体です。ぜひ今回のポイントを意識して、あなたなりの菜の花の写真を楽しんでみてください
 

ソレイユの丘|撮影完全ガイド
 

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